不偏不党

「不偏不党」の立場から00氏の講演は中止。という地方自治体が増えて
いると聞く。今日の新聞にはサンデー毎日の広告が掲載され、その中の
「破綻している憲法の現場の見出し」で自治体が尻込みした内田樹・上野
千鶴子の講演会となっている。このようなケースは他でも見聞きしている
が、最近は特に目立ってきている。何故、急に自治体が「自主規制」の動
きになってきたのか、一つには民意の空気ともいえるものが押し上げてい
るのではないか。これは明らかにヤバイ状況の流れだ。
どのような体制だって「不偏不党」なんて不可能だし、ありえないことな
のに地方が中央権力の意向を先取りしていく傾向は何としても食い止めな
ければならない。そうでないといつか日本版「マッカーシー旋風」が巻き
起こることになろう。