*ひろい読み・安倍語録

◆2月衆院予算委員会
憲法立憲主義について、憲法は国家権力を縛るものだという考え方がある」といいながら「かって王権が絶対権力を持っていた時代の主流的な考え方であり、いま、憲法というのは日本という国の形、理想と未来を語るものではないかと思う」

◆3月参院予算委員会
憲法自体が占領軍の手によって作られたことは 明白な事実。私は戦後レジームから脱却をして、今の世界の情勢に合わせて、新しいみずみずしい日本をつくっていきたい」

◆平成25年10月衆院本会議にて
「国民の生命、財産と日本の誇りを守るため、今こそ憲法改正を含め、戦後体制の鎖を断ち切らなければならない」

集団的自衛権
「最高の責任者は私だ。政府答弁に私が責任をもって、その上で私たちは選挙で国民の審判を受ける」

◆25年10月参院予算委員
「私たちは戦後の歩みに胸を張るべきだ。9条において平和主義という理念が確立されていると思っている」

一年も経っていない昨年の10月、衆院本会議での「戦後体制の鎖を対切る」発言と同じ10月、参院予算委員会での「戦後の歩みに胸を張るべきだ」発言。衆院での発言と参院での発言の落差に唖然とし、安倍は典型的な現代のジキルとハイドといえる。一部の学者や評論家達の助言を糧に自己過信を増し、周りの意見、助言も己の情念に沿わないものは排除する。このような人間を生み、育んできた要因の一つに我々国民の側にも責任があるのではないか?いま一人ひとりの一人ひとりの検証が求められている。